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【ビカクシダ板付け】板の種類と特徴を解説
コルクや焼杉板など、ビカクシダを板付けで育てる際に用いる板の種類と特徴を知って、好みの飾り方をしてみよう。
一般的な観葉植物と異なり、ビカクシダは”板”に仕立てて(植え込んで)育てたり観賞する植物です。
そんなビカクシダ栽培に欠かせない「板の種類」。
素材によって特徴が異なるので、株の大きさや用途によって使い分けるのがおすすめです。
- ビカクシダの着生材は何が良いか
- 板の種類による特徴
- 丈夫で長持ちするビカクシダの板付け用の板
こんなことが気になる人にお読みいただきたい記事です。
そのまんま美川 [ビカクシダ芸人 / @BOKUNARI_plants]
ぼくなりのビカクシダを編む人
”ビカクシダのある暮らし”を発信したくて、古き良き時代のWEBにあった”誰かの日記”みたいに残しています。
本業は美川憲一そっくりさんとレモンサワー専門店。日本一小さなビカクシダ屋を営み、銀スポのパイオニアしてます。
コルク樹皮
ベテランビカクシダ愛好家のSNSなどで見かける機会の多いビカクシダ着生材(板)のひとつが「コルク樹皮」です。
1枚1枚のサイズや形状、質感、木目が異なり唯一無二の着生材です。
天然素材なのでビカクシダとの組み合わせもおしゃれな雰囲気で飾れます。
- 唯一無二の造形
- 耐久性が良く、半永久的に再利用可能
- 大きさに対して軽量
- お気に入りの株をかっこよく飾りたい
- インテリア性を重視している
- 半永久的に再利用できる着生材
- 仕上がった親株を永続的に着生しておきたい
焼杉板 / 杉板
ホームセンターなどでも気軽に購入できておすすめなのが「焼杉板 / 杉板」です。
手頃な価格と十分な耐久性があるので、子株から中株サイズのビカクシダをたくさん育てている人におすすめです。
私も多くの株は焼杉板に仕立てています。
杉に限らず腐食しにくい木材であれば、ホームセンターでMDF合板などより安価な素材も販売されています。
- 好みのサイズや素材を選べる / オーダーできる
- 安価で大きめのサイズを用意できる
- ある程度の再利用が可能
- たくさんの子株〜中株サイズを育てている
- 安価で好きなサイズを選べる
- 何度か再利用できる着生材
- 必要なときにホームセンターなどで購入できる
ヘゴ板
”ヘゴ”という木生シダの気根が集まった幹を板状に加工したものが「ヘゴ板」です。
ビカクシダの根張りに適していたり、通気性が良いので蒸れに弱い品種の着生に適しています。
- 水やりが大好きな人には好適
- ビカクシダの根張りが良い
- ビカクシダの根張りを良くしたい
- 水やりをし過ぎてしまう
- 乾湿でメリハリのある栽培をしたい
- インテリア性は重視しない
通風パネル
自作PCを組み立てる際に使用する「通風パネル」に仕立てる人もいます。
あらかじめ規定サイズや色が揃っているので、たくさんのビカクシダを壁に飾った際の統一感があります。
- 見た目の統一感が保てる
- 加工不要でそのまま使える
- 耐久性が良く、再利用可能
- 見た目の統一感を出したい
- 加工不要でそのまま使える着生材
- 安定的に買い増しできる着生材
- 何度も再利用できる
愛好家のオリジナルパネル
ビカクシダ愛好家の中には、3Dプリンターなどで”ビカクシダ専用着生板”を自作販売している人もいます。
子株が採れやすくなる工夫や、仕立てる際の作業のしやすさなどを盛り込んだ様々な商品が販売されています。
メルカリなどで「ビカクシダ 着生材」といったキーワードで検索すると見つけることができます。
- 仕立てやすい工夫がされており、初心者でも板付けしやすい
- ビカクシダ専門に設計されている安心感
- 商品によってはオーダーメイド可能
- ビカクシダ専用に設計されており、初心者でも板付けしやすい
- 憧れのビカクシダ愛好家とお揃いの板付けができる
- 加工不要ですぐに使用できる着生材
ビカクシダ着生材【素材別比較】
ここまで紹介してきたビカクシダ着生材について、それぞれ比較できるように一覧表にまとめました。
コルク樹皮 | 焼杉板 / 杉板 | ヘゴ板 | 通風パネル | オリジナルパネル | |
---|---|---|---|---|---|
耐久性 | 非常に良い | 普通 | 悪い | 非常に良い | 非常に良い |
再利用 | 継続的に | 可能可能 | 不可 | 継続的に可能 | 継続的に可能 |
デザイン | 非常に良い | 普通 | 劣る | 普通 | 好みによる |
仕立てやすさ | 経験が必要 | 普通 | 経験が必要 | 普通 | 非常に良い |
入手 | 普通 | 入手しやすい | 難しい | 入手しやすい | 普通 |
価格 | 2,000円〜 | 200円〜 | 3,000円〜 | 1,000円〜 | 2,000円〜 |
購入する | 購入する | 購入する | 購入する | 購入する |
価格や入手しやすさなども様々です。素材の選び方によっては、植え替えた際の再利用が可能な着生材もありますので、上手く活用してみてください。
終わりに|素材感や用途にあわせて好みの板に着生させて育てる
ビカクシダを板付けにして育てる際の着生材について解説しました。
それぞれ一長一短な部分がありますので「コレが正解!」という物はありませんが、素材ごとの特徴を知り使い分けることでビカクシダのある暮らしが楽しめるかと思います。
ビカクシダの着生材選びの参考になれば嬉しいです。どうぞ、素敵なビカクシダのある暮らしを。
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