この記事にはプロモーションが含まれています
「P. Ginka」胞子培養2年目の記録。”急に化ける?!”個性のある株になってきたかな。
ビカクシダ胞子培養の2年目は、ググッと大きく成長して子株をつける個体も出てきました。OC株との比較もチェック!
どうも”ビカクシダのある暮らし”をゆるやかに楽しんでいる、BOKUNARI(プロフィール)です。
私が「P. Ginka」の胞子培養のご縁をいただいたのが、2021年5月のこと。
それから早2年ということは、私も2つ歳を重ねたということ。
- ビカクシダの胞子培養株はどのくらいの大きさで板付けできるのか
- P. Ginka 胞子培養株の特徴
- OC株との比較
そんな、ビカクシダ「P. Ginka」OC株から派生するDNAを繋ぐ、胞子培養2年目の記録を残しておきましょう。
BOKUNARI ビカクシダ芸人
ぼくなりのビカクシダを編む人
”ビカクシダのある暮らし”を発信したくて、古き良き時代のWEBにあった”誰かの日記”みたいに残しています。
いつかは、ビカクシダを美しく育てられる人になりたいものです。
P. Ginka 胞子培養2年目の記録
胞子培養も2年目となると、いよいよ「ビカクシダの子株」というサイズ感の株が増えます。
湿度にデリケートな幼苗も少しずつ常湿管理に慣らしていくことで、親株から採れた子株と同じように管理できるようになります。
幼苗を板付けする
鉢上げしてあるポット苗の中でも順調に大きくなった株から順番に板付けします。自然と手際や仕立て方も少しずつ上達している気分になります。
板付けすることで、「独立した1株」といった風情。
「胞子培養している」から「ビカクシダを育てている」感じになります。
胞子培養もここまでくれば、水やりや施肥、温度・湿度の管理についても、通常の株と同じように扱えます。
貯水葉の癖が強い
貯水葉を展開する株も出てきますが、「P. Ginka」から派生する胞子培養株は、貯水葉のうねりが強い株が多いように感じています。
これから銀スポをはじめる方がいたら、鉢上げされた株を板付けするタイミングは貯水葉が展開し始めるころを目安にすると良いかと思います。
その貯水葉は肉厚で、うねるように展開するのでなかなか水苔にぴったり覆うように展開させるには板付けの水苔の形状など工夫が必要に感じています。
まだまだこの辺りは模索しているところです
成長速度に大きな差、子株を出した株も
生育のよい株の中には、子株をつけて「若親株」になったものもいくつかあります。
その反面、まだポットに植えおいた方がよさそうなサイズ感の株があったりします。
最後のひと頑張りとばかりにやっと胞子体として安定したくらいのサイズの株も存在します。
同じように管理していても、胞子培養2年目は株によって育ち方に大きな差があると言えそうです。
およそ2年以内が、胞子体が誕生する限界なのかもしれないですね
急に”化ける”!?胞子培養株ならではの個性豊かな株たち
「もうビカクシダ購入しなくてよくない?」というくらい、壁一面の”銀スポウォール”状態になりました。
数百株という数になったでしょうか、自宅に置けない分は他の場所でも管理してます
ビカクシダ胞子培養の醍醐味のひとつ、突然変異個体の作出というロマンについてはまだ道半ばという段階ですが、少し銀華のDNAを感じるような表現の出てきた株をいくつかご紹介するとこのような感じです。
星状毛の密度がかなり高く、白ビカク好きにはグッとくる瞬間があったり…
胞子葉の分岐が始まりそうな気配も感じたり。
いずれも白くて肉厚、コンパクトに育っていきそうな印象の株があったりします。
どれも同じ胞子から紡ぐDNAなのに、このサイズ感でこれだけ個性豊かな株が誕生するからビカクシダの胞子培養って面白いですね。
OC株と胞子培養株の比較
最後に、銀華OC株と胞子培養株の比較を紹介しましょう。
いずれも「白系ビカク好き」や「コンパクト好き」にはワクワクしてしまいそうな気配はあるかと思っています。
P. Ginkaの特徴のひとつとされる”雪の結晶のような胞子葉の分岐”については、OC株も胞子培養株もこれからに期待していきたい段階です。
終わりに:P. Ginka 胞子培養2年目の記録まとめ
本当に一気に成長してビカクシダのある暮らしが充実した感じです。胞子培養2年目をまとめるとこんな感じでしょうか。
- 板付けできる株がたくさん、幼苗段階の株もたくさん。成長に大きな差がある。
- 板付けしたことで水やりなどのお世話にかかる時間が激増
- 子株をつけた株も見つかる
- 成長に合わせて、星状毛の密度が急増する株が増える
こんな苦労も、様々な株姿の比較を楽しめることで癒やされるものです。
我が家の「P. Ginka sporelings」たちの日々の様子は、PHOTOLOGに記録しているのでご覧ください。
3年目に突入する、私のビカクシダ胞子培養チャレンジ。
大きく育った株たちは、より大人な株姿の表現をしてくれるように。小さな幼苗たちも、順次板付けにして兄弟株のように大きくなってほしいところです。
また面白い成長記録がお届けできるように、私も”ビカクシダのある暮らし”を楽しんでまいりたいと思っています。
コメント