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ビカクシダ「P. Ginka」胞子培養から1年の記録。OC株からのDNAを繋ぐ。
「P. Ginka」の胞子培養のご縁をいただいて丸1年。少しずつだけど「ビカクシダ」っぽくなってきたお話。
どうも”ビカクシダのある暮らし”をゆるやかに楽しんでいる、BOKUNARI(プロフィール)です。
私が「P. Ginka(銀華・ギンカ)」の胞子培養をはじめたのは、2021年5月のことでした。
ネットで検索してみても、ビカクシダの胞子培養の方法をまとめている情報がなかなか見つからない中で…手探りでコツコツ育ててみました。
- 2022年5月現在、日本で「P. Ginka」から派生した胞子培養株のDNAの様子を知りたい
- 私も枯らさなかった(全滅回避)」できたから、皆様もきっとビカクシダの胞子培養できるんじゃない?
- ビカクの先輩は知っていたのかも…FSQ系は面白い個体が誕生する説」は本当かも
こんなことが気になる人にお読みいただきたい記事です。
BOKUNARI ビカクシダ芸人
ぼくなりのビカクシダを編む人
”ビカクシダのある暮らし”を発信したくて、古き良き時代のWEBにあった”誰かの日記”みたいに残しています。
いつかは、ビカクシダを美しく育てられる人になりたいものです。
私が目標に掲げているのは以下の5つ。
- 貴重なビカクシダのDNAを全滅させないこと
- OC株のそっくりさん的な株を作出したい
- 親株まで育てられたときには、日本のビカクシダ業界で名前をつけていただけるような”びっくり個体”を作出したい
- OC株よりコンパクトなドワーフ個体ができたら、浪漫の達成
- 斑入り個体を発見できたら宇宙人
ビカクシダの増やし方のひとつ胞子培養。
そんな胞子培養からは、品種の掛け合わせや突然変異から様々な有名品種が作出されています。
この1年で「P. Ginka」の胞子培養でわかってきたことをまとめていきましょう。
P. Ginka 胞子培養1年目の様子
ビカクシダ胞子培養の手順を模索しながら、成長にあわせてコツコツ作業の連続な1年目でした。
前葉体の株分け
胞子が発芽して、誕生する「前葉体」。
少しずつ前葉体が受精して誕生する「胞子体」が出てきたころを目安に、前葉体を”1cmくらいのグループ”に株分けしていきます。
これは「スペーシング」と呼ばれる工程みたい
胞子体が増えて大きくなってくる
さらに前葉体の受精が進むと、胞子体が増えてきます。
培地を新しくしたりしながら、様子を見ていきました。培地にはジフィーセブンを用いています。
大きくなった胞子体は1株ずつ鉢上げする
同じように管理しているのに、胞子体の成長にはばらつきがあって、大きくなるのが早いものから遅いものまで様々です。
増えてきた胞子体の中でも順調に大きく育ってきた胞子体は、根を残すことを意識しながら1株ずつポットに鉢上げしていきます。
鉢上げできるまでになると、胞子葉に星状毛が乗ってくる様子も見れて、ビカクシダの胞子培養も「少し安心できる段階」です。
試しに板付けしてみる
「少し気が早いかな」とも思いつつ、いくつかの株を試しに板付けしてみました。
少しずつ常湿の環境に慣らして管理しています。
P. Ginka 胞子培養1年目のまとめ
P. Ginka 胞子培養1年目のまとめとしては、目標に掲げていることの中の「貴重なビカクシダのDNAを全滅させないこと」は達成できそう…といったところでしょうか。
- 貴重なビカクシダのDNAを全滅させないこと
- OC株のそっくりさん的な株を作出したい
- 親株まで育てられたときには、日本のビカクシダ業界で名前をつけていただけるような”びっくり個体”を作出したい
- OC株よりコンパクトなドワーフ個体ができたら、浪漫の達成
- 斑入り個体を発見できたら宇宙人
鉢上げできた株を見ると、少しずつだけど「ビカクシダ」というカタチになりつつあるように感じています。
「幼苗」って呼べるような状態になってきたかな
なんて思っています。
胞子培養は本当に1年、2年といった時間がかかるものですが、未来のビカクシダの作出という夢と楽しみがいっぱい詰まっているように思って取り組んでいます。
私が育てている「P. Ginka sporelings」たちの最新の様子は、InstagramやPHOTOLOGで更新しているので、ぜひご覧になってみてください。
SNSでも「銀スポ」なんて愛称で呼んでいただいたりして嬉しいです。
2年目に向けてコツコツ育てていきたいと思ってます
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