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ビカクシダが流行ってるらしい…せっかくならレア品種!どこで買える?


男の一人暮らしだもので子育ての経験はございませんが、プライベートでは植物を育てるのが趣味、そのまんま美川(@BOKUNARI)です。
おうち時間の増加に伴って、自宅で何かしらの植物を育てる方が増えているそうですね。
古くは身近な花屋さんやホームセンターで購入できる観葉植物に始まり、この数年ハマっているのが「ビカクシダ」という植物の栽培です。
サボテンや多肉植物、塊根植物などのビザールプランツもブームながら、このビカクシダもブームの気配ということでアタクシなりにビカクシダの魅力をお話しましょう。「これからビカクシダを育ててみよう」という方の参考になれば嬉しいです。
ビカクシダとは簡単に言うと、どんな植物?


ビカクシダ。漢字で書くと「麋角羊歯」。昔は「コウモリラン」という名称でも呼ばれていました。
一言でいうならシダ植物の一種で、「着生植物」といって、観賞用にはコルクやヘゴ板に着生させて育てる植物です。麋(ビ:中国に伝わる空想上のシカ)の角、欧米ではヘラジカの角に似た容姿から「ビカクシダ」と呼ばれるのが由来のようです。
花も咲かなければ、実もなりません。でも、1株部屋に飾ればいい感じの存在感を醸し出してくれる植物、インテリアグリーンだと感じています。
ビカクシダ属(ビカクシダぞく、学名:Platycerium、プラティケリウム)は、ウラボシ科のシダ植物の1群である。熱帯域に生育する着生植物で葉には2つの型があり、1つは盾状に広がり、他方は細長く垂れ下がる。観賞用に栽培されることがある。
ウィキペディア|ビカクシダ
それぞれの個性が楽しい18種のビカクシダ原種


自然界ではビカクシダは、東南アジアやオセアニア、南米、アフリカの熱帯地域に自生しています。
胞子葉と貯水葉からなる構造は同じなのに、それぞれ個性豊かな草姿なので、まずは原種を1つ育ててみるところから始めてみるだけでも楽しめます。
そして、ビカクシダはサボテンやビザールプランツよりも目に見えて成長が早い植物なので育てて楽しいです!
ドワーフ種と言われる元々が小型な品種や、突然変異で作出された小型な個体は、成熟してもA4コピー用紙より小さなスペースで育てられます。大きな見栄えの植物がお好きな方には、2m超えの大型に育つ「グランデ」「ホルタミー」など用意できる栽培スペースに応じて様々な種類が選べるのも魅力です。



好みの草姿の品種を見つけて育てるとより愛着がわきますよ。
身近な園芸店やホームセンターで購入できるビカクシダの品種は?


身近な園芸店やホームセンターなどで一般的に販売されているのは原種の「ベイチー」「ビフルカツム」あるいは、園芸品種として品種改良された「ネザーランド」といった品種がほとんどです。
お値段も数百円から千円台で販売されているので、はじめてビカクシダを育ててみたいという時には「ベイチー」「ビフルカツム」「ネザーランド」が入手しやすく、育てやすいかと思います。
手のひらサイズ以上に育てられた大きさの株で、鉢植えで売られていることが多いので購入後に板付けにして育ててあげるとかっこよくお部屋に飾れるインテリアグリーンになってくれるはずです。
整理収納アドバイザー目線で見ても、植木鉢を床に置かないで済むのでお部屋のお掃除の時にも掃除機がかけやすくて良いものです。
子株で増えるのもビカクシダを育てて楽しい


ビカクシダの多くの品種は、ある程度大きくなってくると親株の植えてある水苔から子株が生まれます。
この子株を取り分けて増やすことができるのもビカクシダを育てていて楽しいです。
親株から採れた子株は、親と同じ遺伝子を受け継ぐので、大きくなると親株をそっくりな草姿に育つのでお気に入りの品種をどんどん増やすという愉しみもあります。
ビカクシダの掛け合わせ品種がアツい


子株とは別に、もうひとつのビカクシダの増やし方に胞子培養という増やし方があります。
ビカクシダはシダ植物なので胞子をつけます。その胞子を撒くことで大量にその品種を増やすことができます。それを「胞子培養」と呼びますが、この胞子培養がなかなかアツいというのが最近のビカクシダブームの一因ではないかと感じています。
胞子を混ぜて培養して、たとえば原種のAとBを掛け合わせた品種は、親のAとBの特徴を持った「AB」という品種になるというわけです。
CとDを掛け合わせた品種「CD」を「AB」と掛け合わせたら「ABCD」という個性を持った品種になって…と、そのビカクシダの持ち合わせる個性や草姿が無限大に広がっていくことがロマンがあって、すでに人為的に作出された美しい草姿のビカクシダは、コレクション欲をそそるものです。



突然変異個体も胞子培養から誕生していて夢がありますね。
ビカクシダのレア品種や流通していない原種を買う方法3選
胞子培養の掛け合わせや、突然変異で誕生する珍しい株には…「草にこの金額を払うなら車を買い換えよう」みたいなお値段がついたりするのが如何にも趣味・道楽の世界な話です。
せっかくなら珍しい品種を育ててみたい…



そうよね〜わかります、そのお気持ち。
さすがにそこまで高額ではなくても、個性的な草姿の掛け合わせた品種やあまり流通していない原種を入手できる方法をご紹介しましょう。
ヤフオク:即決価格で一般的に流通しない原種や激レア品種まで揃う


皆さん一度は利用したことがあるでしょう、ヤフーオークション。そんなヤフオクはビカクシダの購入にも非常に役立ちます。
個人のビカクシダ愛好家や有名な国内のビカクシダ生産者の方が1年を通じて出品されています。
ヤフオクの歴史が古いだけあって、古くからビカクシダの生産を業務にしている生産者の出品が多い印象です。購入を機に育て方のアフターフォローについても直接生産者に相談できる繋がりが持てるのは初心者としても心強い購入方法かもしれません。
- 品揃え
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一般的に流通しない原種から激レア品種まで幅広い。
- 出品者
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生産者から、セミプロ、一般の愛好家まで幅広い。
- 価格帯
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競り形式が中心。即決価格の出品もチェックしておきたい。
アフターフォロー
基本的に「良い評価」が多い出品者なら親切に対応してくれます。ヤフオクの取引ナビは取引終了から120日間まで使えるのと、出品者と落札者がそれぞれ15回(計30回まで)まで送ることができます。120日を経過すると取引ナビ自体が削除されてしまうので、育て方などを自分で調べる必要があります。



最近は海外の愛好家も代理業者を通じて入札に参加していたりして、激レア品種の価格が高騰している印象です…
メルカリ|固定価格での購入が可能で子株を出品している個人愛好家が多い


気軽に売り買いできるサービスとして人気のメルカリもビカクシダの購入に役立ちます。
子株が採れるビカクシダなので、個人愛好家がコレクションしている親株から採れた子株を出品していることが多い印象です。
出品している方も大学生から主婦、会社をリタイヤされた方まで様々で、アタクシも子株が採れて安定した時にはメルカリで出品したりしています。
- 品揃え
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普及種からレア品種まで、さまざまな大きさの株が豊富に揃う。
- 出品者
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個人愛好家が多い。
- 価格帯
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数百円〜十数万円。
アフターフォロー
基本的に「良い評価」が多い出品者なら親切に対応してくれます。メルカリは取引メッセージ欄で取引が完了しても2週間以内であれば出品者・購入者間でメッセージのやり取りは可能です。しかし、取引完了から2週間が経過すると消えてしまうので、それ以降の育て方などを自分で調べる必要があります。



固定価格で購入できたり、メルカリならではの手軽さがメリットです。
Instagram|プロ・セミプロのオンライン即売会で超レア株が入手できる


SNSでもビカクシダを購入することが可能です。プロ・セミプロとしてビカクシダを栽培している方の中には、Instagramのインスタライブなどで即売会などを催している方もいらっしゃいます。
ヤフオクやメルカリでもほとんど見かけない超レア品種の親株サイズや、激レア品種の胞子培養株(数センチの幼葉サイズの株)などが販売されます。
- 品揃え
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マニア向きのレア品種。
- 出品者
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プロ・セミプロの愛好家。
- 価格帯
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珍しい品種が売買されるので数万円から。
アフターフォロー
ビカクシダ愛好家なので親切に対応してくれます。SNSならではの気軽な相談ができるのが心強いです。相互フォーマルの仲になって直接交渉で、子株や胞子を譲ってもらうというのもひとつの醍醐味ですが、節度ある対応をするように注意しましょう。



いきなり胞子培養は知識を調べる労力や大きくなるまでの月日がかかりますけど、楽しみながら気長に育ててみたい方にはおすすめです。
ビカクシダのその他の入手方法
ネットで購入できるその他の方法としては以下の方法があります。
- BASE(ベイズ):ビカクシダ(ビカクシダ関連のブロガーさんやビカクシダを豊富に揃えている園芸店なのネットショップが見つけられます)
- ジモティー:ビカクシダ(お住まいの地域にビカクシダを売りたい・買いたい方を探すことができます)
- オンラインサロン(有料のビカクシダオンラインサロンを開設している方もおられるそうです)
- 愛好家とSNSなどで仲良くなる(アナログな方式ですが、増えたビカクシダをおすそ分けしてもらえるかも?!)
- 海外のナーセリーから個人輸入(日本未入荷の最先端の品種が手に入れられるかも…だけど、海外の生産者との言葉の壁や税関審査による差し戻しなどのリスクを伴います)
見るだけでも楽しいビカクシダの専門書籍
ビカクシダブームの最先端情報を一気に見れる、まるまる一冊ビカクシダな専門書籍も発売されています。
一流の生産者や愛好家の方々が、試行錯誤で国内で最適なビカクシダの栽培環境で育てている株が美しく掲載されていて、読み物と同時に「専門家の育てたビカクシダのカタログ」という感じで見るだけでも楽しめる一冊です。
ビカクシダの魅力を感じた方なら初心者から愛好家まで幅広くその知識が深められたり、よりビカクシダの魅力…ビカク沼(?!)にはまってしまいそうですね。
終わりに|男の一人暮らしに飾ってカッコいい、育てて楽しい「ビカクシダ」


植物育ててる歴…オシャレに呼ぶなら「ボタニカル男子」とか「植物系男子」なんですかね…?観葉植物にはじまり、あらゆる植物を枯らしたり増やしたりしながら30年くらいになるでしょうか。
まだ、アタクシが出会って楽しんでいるビカクシダ歴は4年ほどですが、自身の営むバーのお若いお客様と趣味のお話をしていると少なからず「自分もビカクシダっていうのを育ててみたい!」と言ってくれる方がいて、その裾野が広がるのが嬉しい次第です。
おうち時間で何らかの植物を育てる方が増える中にあって、観葉植物と同じくらいのお世話加減で個性豊かに育つビカクシダは一度コツさえ掴めば育てやすい植物だと思います。



ついつい、水や肥料をあげたくなったりしますものね…
サボテンなどはそのロックな容姿がカッコいいのでブームになるのもわかりますが、ビカクシダもサボテンやビザールプランツに引けを取らないかっこよさが少しずつ認知されてきた時代のように感じています。
少し掘り下げてビカクシダの知識を深めると、いろんな品種を育ててみたい衝動に駆られますが、まずはお気に入りの草姿の1つを見出して、おうち時間の愉しみのひとつに「ビカクシダ」をお迎えしてみるのはいかがでしょう。
春から初夏、秋口にグーンと新しい葉を出して1年中観察していても、成長や生長に伴う変化が楽しい植物でございますよ。


のんびりペースな当ブログですが、アタクシが育てているビカクシダについての記事やこれからビカクシダを育ててみたい方向けの記事を書いていきたいと思っております。
よかったら覗いてみてくださいね。ふわっと更新しています。
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