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成長点の向きと貯水葉のクセを修正しながらの板付け
どうも”ビカクシダのある暮らし”をゆるやかに楽しんでいる、BOKUNARI(プロフィール)です。
あれよあれよとGWも終わり…ビカクシダが快調に生育してくれるこの季節。
私は日々、時間を見つけては板付けや株分けに勤しんでます。みなさんもでしょ?
今日は、我が家では数少ないヒリー系の仕立て直しをしました
成長点の向きと貯水葉のクセを修正しながらの板付け(仕立て直し)
こちらの株はほんのわずかですが、成長点の向きが右に傾いている様子がわかると思います。
さらに成長点周りの貯水葉にもクセがついているので、板替えと苔増しをしながら大きな板へと板付けしていきます。
着生板から株を外す
まずは、着生している板から株を外します。
このとき私は、果物ナイフを使うようにしています。
カッターを使う場合は、刃が薄く反りやすいので怪我をしないように注意しましょう
ビカクシダ初心者は「黒い根=腐っている」と勘違いしがちですが、一般的な植物の根に比べて、ビカクシダの根は黒っぽいのが正常です。
クセがついた貯水葉は大胆にカット
「せっかくの貯水葉なのに…」と思われるかもしれませんが、強いクセがついてしまった貯水葉ははさみで大胆にカットします。
その方が圧倒的に仕立て直しがしやすいですよ
このくらい大胆にカットして問題ありません。
幾重にも貯水葉が巻いて、生育も順調な様子です。
仕立て直したい向きを考えたときに邪魔になりそうな根もある程度カットします。
あとは皆様のやりやすい方法と手順で板付けしてみてください。
板付けには「フワフワの水苔」を用意しておくと作業がスムーズです。
仕立て直し完成形
右に傾いていた成長点の向きも時計の12時の方向に修正できました。
カットした貯水葉と苔増しした水苔の間にスキマができないようにするのがポイントです
スキマができてしまった場合は、テグスを巻き終わった後からピンセットでスキマに水苔を詰めておくようにしましょう。
クセのついていた貯水葉をカットして仕立て直すことで、次の貯水葉は新しい水苔の形に沿うように展開してくれます。
アッパー気味になりすぎていた成長点周りも、少し前傾させて仕立てることで、次の胞子葉の展開がスムーズになりそうです。
ビカクシダの板付けや仕立て直しって何度やっても毎回違って楽しいですね
まずまず85点くらいの仕立て直しができたかな…と自己満足です。
2024.5.13
P. hillii Kylin
from:松園 松井直人(@naoto6853)様