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ビカクシダ【子株】と【脇芽】の違い。脇芽放置がNGな理由も解説。
どうも”ビカクシダのある暮らし”をゆるやかに楽しんでいる、BOKUNARI(プロフィール)です。
ビカクシダを育てていて楽しみのひとつが「増える」「増やせる」ということですよね〜
- ビカクシダの「子株」「脇芽」の違いを知りたい
- 脇芽が出てきてしまったときの対処法を知りたい
- 「脇芽」を放置すると大変なことになる例を見たい
- 脇芽を生存させるのは難しい?脇芽が発生する原因は?
こんなことが気になる人にお読みいただきたい記事です。
BOKUNARI ビカクシダ芸人
ぼくなりのビカクシダを編む人
”ビカクシダのある暮らし”を発信したくて、古き良き時代のWEBにあった”誰かの日記”みたいに残しています。
いつかは、ビカクシダを美しく育てられる人になりたいものです。
ビカクシダの「子株」と「脇芽」の違い
ビカクシダの増え方のひとつに「子株を出す」というのがあります。
似ていて異なるのが「脇芽」と呼ばれる増え方です。
まずは「子株」と「脇芽」の違いについて紹介します。
子株=親株の成長点から離れた場所に誕生する
わかりやすいように、私が育てている親株サイズの株を例に紹介します。
一般的に、親株の成長点から離れた場所に新しい成長点が発生して増えるのが子株です。
これは植物の中で、DNAがクローンの株で「OC株」などと呼ばれます。
このようにビカクシダが増える状態なら、親株が順調に生育している状態といえます。
子株は、ある程度の大きさ(貯水葉と胞子葉が展開した状態)になれば、親株から株分けしても生存率が高いです。
脇芽=親株の成長点付近に分頭するように発生する
子株に対して、親株の成長点付近に分頭するように発生するのが「脇芽」です。
板付け(板替えや仕立て直し)などで親株の環境に変化があったり、何らかの原因で調子がよくないときに発生しやすいのが脇芽なので、ビカクシダの生育の指標のひとつとして覚えておいて損はないかと思います。
脇芽を放置すると、親株の生育が鈍くなったり、株姿が崩れてしまう原因になります。
次のセクションでは、脇芽が出てきてしまった際の対処法を紹介します。
できるだけ早い段階で対処することで、作業自体も簡単に済むので、脇芽が出てきてしまっている株を見つけたら対処してあげてください。
親株の成長点付近に「脇芽」が出てきたときの対処法
ここからは、親株の成長点付近に「脇芽」が出てきてしまったときの対処法について解説します。
できはじめの脇芽は早い段階で”潰す”
親株の成長点付近に「脇芽」を発見したら、早い段階で指先やピンセットを使って脇芽の成長点を潰すようにします。
少々心苦しいですが、親株を正常に育てるためにも、早い段階での作業が必要です。
親株の成長点を傷つけないように注意して作業してください。
少し大きくなってしまった脇芽はカッターで取り除く
こちらの画像のように、放置していると脇芽はすぐに大きく育ち、それぞれの成長点を軸に胞子葉や貯水葉を展開するようになります。
このように大きくなってしまった脇芽はカッター(クラフトナイフ)で取り除きます。
細かな部分はピンセットで取り除きます。
脇芽が再発しないように、細かな部分まで潰すように処理しておくと安心です。
親株の成長点を傷つけないように注意して作業してください。
脇芽を放置した例
これは私が脇芽を放置した例です。
親株の成長点を覆うように、脇芽の貯水葉が展開してしまったり、親株から奇形葉が出てきたり…
このように脇芽が大きくなってしまうと、親株を傷つけずに脇芽を取り除くのも難しくなるので、前述のように早めの段階で取り除くのがおすすめです。
親株の生育も遅くなるのでね…
終わりに:最優先は「親株の成長点を傷つけないこと」
この記事では、ビカクシダの増え方のひとつ「子株」と「脇芽」の違いや、脇芽の取り除き方について解説しました。
大切に育てている親株の成長を妨げないためにも、もったいないけど脇芽は取り除くのがおすすめです。
作業時は、親株の成長点を傷つけないように注意して、脇芽は早めに取り除く
作業自体はとても簡単なので、育てているビカクシダに脇芽が出てきてしまったのを発見したら早めに作業してあげてくださいね。
ビカクシダの「子株」と「脇芽」の違いについて知りたい方、脇芽が出てきて困っている方の参考になれば嬉しいです。
コメント
コメント一覧 (2件)
当方、ビカクシダ初心者です。
最近、ビカクシダが子株を出したと思っていたものの、こちらの記事で脇芽だった様子。参考になりました。まだまだビカクシダの育て方の見極めが難しい初心者ですが、とても参考になりました。
・たれそれ様
コメントありがとうございます。記事が参考になれば嬉しいです。
ビカクシダはじめたばかりだと、脇芽すら「もったいない」気持ちになりますが、親株が順調に育てば必ずきちんとした場所に子株が出てくるのでがんばってください!