いや〜、もう公演レポートが書けるのはいつぶりでしょう…ライフワークとして20年以上続けている「美川憲一さんのそっくりさん」というお仕事。どうも、そのまんま美川(@BOKUNARI)です。
20代にものまね番組に出演していたころなんかは、年間200ヶ所以上のステージにお邪魔したり多忙を極めていたのを懐かしく思います。
それなりに(喰うに困らずなくらい…)長年、生活させていただいてきました。
このコロナの時代にあって軒並みアタクシのような芸能界の端っこエンターテインメントも大打撃を受けまして、実に1年2ヶ月ほどステージに立つ機会もなかったのですが、やっとお客様の前でパフォーマンスすることが叶いました。
今日は実に久々のステージ「観る方も、やる方もリハビリよ」ってことでお届けしてまいりましょう。
公演のお話をいただいて励んだ歌の「リハビリ」
公演のお話をいただいてからというもの、毎日のように歌の「リハビリ」に励みましたね…さすがに。
メロディーの確認や歌唱方法などはもちろんですけど、案外難航したのが「歌詞の確認」です。
不思議なもので、ステージに立つという緊張感のない日々を送っていると、あれほど歌い続けてきた曲も一瞬歌詞があやふやになるのね。
似てるかどうかはSNSでフォロワーさんに確認するなどしてみたり。
訪れたのは能登の名宿「和倉温泉加賀屋」さん

目指すは能登空港。羽田から毎日2便が運行しています。
夜中に静岡を出発して、朝イチの便で能登へ。そこから車で45分ほどでたどり着くという、なかなかの長旅です。
石川県には有名な温泉街がいくつかありますが、その中でも人気の和倉温泉。ひときわ大きなお宿が今回の公演先「和倉温泉加賀屋」さんです。


その名を全国に轟かせることでご存知の方も多いと思います。
そのホスピタリティの素晴らしさから「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で36年連続で総合日本1位を獲得しているというお宿。
館内ジャック…いたる所にインフォメーション


そんな加賀屋さんへの旅に大きな期待感を持っておでかけのお客様をチェックインと同時に、アタクシ・そのまんま美川の公演のご案内がお出迎え。


さらにお部屋へと向かう道中にもご案内。
もう、これは「観ておかないと夢に出てきそう」といった具合でございますねぇ。
拝観料はお一人様2,000円ということでございました。
全国的にショーを観るという機会もなかったですから「観覧のリハビリ」にもちょうど良かったんじゃないかしら?
入念なリハーサルと身支度〜化けるわよ!

巨大な加賀屋さんの館内には、これまた素敵な音響や照明の整ったステージがございます。
舞台裏にある楽屋でせっせと身支度をば。


どう?なんか歳とった感じするわね…
入念なメイクで美川憲一さん風に変身でございます。
なかなか最近のスマホはキレイに写る反面、シワの具合も忠実に記録できるから怖いですね。
いざ開演。デビュー時代くらい緊張しましたよ…


学生時代も含めたら30年くらい歌わせていただいている名曲「さそり座の女」でさえ、緊張で声が震えそう…「ブランクって怖い」…と。
お客様の拍手と会場スタッフが考えてくれたかっこいい登場演出と共に幕を開けていただけたのは心強かったです。


今まで一度もステージで「緊張する」なんて言わなかったタイプなんですけどね…今回は言いました。「久しぶり過ぎて緊張している」と〜!
そしたらお客様の方も久しぶりの観劇すぎて緊張してるのね…
じゃ、「お互い観るもリハビリ、歌うもリハビリでまいりましょ」ということで調子出てきました。
歌の世界でなら自由に旅ができる!ご当地ソングを


今まで当たり前だった「旅をする」ということも制限されてきたこの2年ほど。
和倉温泉には全国各地からお客様お見えでございまして、コロナの落ち着いている時期につかの間旅を楽しんでくださっています。
だけど、どんなことがあっても歌の世界でなら自由に旅をすることができるもの。
今回は美川憲一さんのナンバーからいくつかのご当地ソングをセレクトしてお届けしました。
着物姿にもぴったりな北国演歌も情緒があってよかったんじゃないかしら?


お席にお邪魔できないのが残念だけど


本来ならお客様のお席にお邪魔しながら握手をしたり、お話を伺ったりするスタイルがそのまんま美川式なんです。
でも、まだちょっとそれを再開することができないのが残念。
その分、衣裳の早変わりでお楽しみいただきましたよ。


少々高いところから失礼します感ですが、お客様とのトークもできました。
三重県や和歌山県からのお客様は車で6時間ほどかけて和倉温泉までお出かけされていたり。
ご結婚から半世紀連れ添った記念に、人生で一度は泊まってみたかった加賀屋さんへ旅されているご夫婦がおられたり。
中でも一番驚いたのが…
アタクシの暮らしている静岡市、それも自転車で5分ほどのところからお出かけになっていたご婦人方がたまたまいらしたこと!(世の中狭いものです)
フィナーレとアンコールは超豪華衣裳を添えて


もう長いこと着ている衣裳なんですけど、気に入っているんです…重さ20kg以上ある衣裳で、愛称は「歩く仏壇」って呼んでるんですけどね。
ショーのフィナーレはこのくらいパンチのある衣裳で締めくくりたいタイプなので、肩こり承知で選んでみました。
拝観料2,000円だったらお客様、元は取れたって思ってくださったかしら?!
大きなミスもなく、アンコールまでパフォーマンスできて、幕を下ろせたことに感謝です。
20年ぶり?思いがけない再会「Jr.渚」さん


今回、私的に嬉しい再会がございまして。マジシャン、イリュージョニストのJr.渚さんと20年ぶりくらいに再会できました。
昔、昔、静岡県の伊東市にある「伊東へゆくならハトヤ♪」ってCMソングでおなじみのホテルで1ヶ月公演させていただいた時に一緒にステージした仲なんです。



お互いしぶとくやって行きましょ!


そんなJr.渚さん、現在は加賀屋さんでロングラン公演中とのこと。
マジックやイリュージョンって言葉を発しなくても伝わるからコロナの時代に強いエンターテインメントよね!
和倉温泉加賀屋さんの温泉やお食事を楽しむのにプラスして、シアターショーも満喫してみると旅の思い出をより深めてくれるかと思いますよ。
終わりに|緊張感が癖になるライフワークは続けるしかない


どうだったかしら?ブログを通じて久しぶりのそのまんま美川のショーの様子お楽しみいただけましたか?
このコロナの時代になってからは、拠点を故郷・静岡市に移して、日々気ままなレモンサワー専門店「レモンレモン」を営んでおります。
けど、そんな日常で得るのとはひと味違った緊張感や刺激、出会いを重ねられる全国行脚のステージパフォーマンスは続けるしかない!って感じがしております。
以前のように身軽に全国各地へお邪魔できるようになるにはまだ少し時間がかかりそうですし、構成演出面でもいくらか制限やスタイルを変えなければいけないこともありそうです…
それまで日々少しずつ鍛錬しておきますので、またお目にかかれた時には楽しい時間をご一緒しましょうね。




今回ご来場いただいたお客様、企画してくださった和倉温泉加賀屋様、スタッフの皆様、コーディネートくださった代理店様などなど感謝でございます。
加賀屋さんにお邪魔する度に愉しみにしている金箔コーヒー。
癖になってることってやっぱ続けていきたいものですね。小さな幸せ。
また「観るもリハビリ、歌うもリハビリ」なんてことにならないくらいのペースでこうしたエンターテイメントが楽しめる時代が早く戻ることを切に願うものです。
最後までお付き合いありがとう。また楽しいことお知らせできたらと思っています。
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