1年ぶりのご無沙汰になってしまいました、美川憲一さんのコンサート。年月を経るたびに、段々と「そのまんま」じゃなくなっているんではないかと不安になる、そのまんま美川(@BOKUNARI)です。
夏のギラギラした太陽が、穏やかになり、やがて日も短くなってどこかもの寂しくなっていく秋の季節。
そんな季節には、どこか可愛らしく、どこか物々しい女性の心境の主人公が登場するシャンソンってのが似合う季節のように思いますの。
そんな秋の恒例、美川憲一さんが演歌・歌謡曲のヒット曲を封印してシャンソンのみで挑むコンサート「美川憲一ドラマチックシャンソンコンサート2019」にお邪魔してまいりました。
昨年は開演前にロビーで山内惠介さんとお会いして立ち話してたところへ美川さんのマネージャーさんがいらして、開演直前の楽屋にドタバタお邪魔したエピソードもありましたが…
今年はどうでしたでしょうか?!
そのまんま美川のニッチ目線で、20周年を迎えたシャンソンコンサートの雑感をお届けしてみたいと思います。
芸能生活55周年、シャンソンコンサート20周年。節目の年のコンサートです。
今年は10月4・5・6日の3日間の開催でした。アタクシは2日目、5日(土)にお邪魔しました。

今年6月からは、美川憲一さん芸能生活55周年のアニバーサリーイヤーを迎えておりまして、また、シャンソンコンサートをスタートされた2000年から数えると20周年の節目のシャンソンコンサート。
入場時に配られる公演パンフレットの中身も20周年記念ということで豪華でございまして…

ページを開くと黒柳徹子さんのメッセージが添えられておりました。

見開きで同じページに収まっても負けないお写真でございますね。え?!叱られそうだわね…
親交のある芸能人の方々も多くご来場で、客席も豪華でございまして。
お伺いした日にはすぐ後ろの席に和田アキ子さんがおられたり…神田うのさん、芳村真理さんなども。
初日には氷川きよしさんや藤あや子さん、伍代夏子さん、坂本冬美さんや山咲トオルさんといった方々もご来場だったそうです。
そして、千穐楽が一番芸能人が多いのよ〜みたいなのは裏話として小耳に挟んだ情報したので、6日が一番客席も豪華だったかも知れませんね。
ドラマチックなストーリーのシャンソンの数々、セットリストはこんな感じ
第一部
- 今・今・今
- パリはシャンソン
- 明日は月の上で
- 愛の讃歌
- 街角のアヴェ・マリア
- カスバの女
- アムステルダム
- 朝日のあたる家
第二部
- 帰り来ぬ青春
- アプレトワ
- 思い出のサントロペ
- 貴婦人
- 王様の牢屋
- インシャラー
- 初日の夜
- 歌い続けて
- 黒い鷲
- 生きる
*美川憲一ドラマチックシャンソン2019 オフィシャルパンフレットより
マニアック目線で嬉しかった曲はこれ!
その昔、四半世紀どころじゃないですね、確か自分が中学3年生か高校1年生のころの拝見したコンサートツアーの構成(セットリスト)に入っていた「カスバの女」。
第一部の「街角のアヴェ・マリア」からの流れは、物語のナレーションやセリフと共に構成されていて、様々な事情を背負った娼婦の世界感に引き込まれていきましたね。
そして、シャンソンコンサート開催以前に発売になった美川憲一さんのシャンソンアルバム「Demande」(1992年)に収録されている「貴婦人」「王様の牢屋」「愛の讃歌」「歌い続けて」。
古くから美川憲一さんのシャンソンを聴いている方には、アルバム発売当時からより一層味わいを増した歌唱に「ゾゾゾッ」としたのではないでしょうかね?
まさしく、同じ楽曲でも歌い手の歩んできた人生で深みを増すというのでしょうか。評論家でも審査員でもないので上手いこと言い表せないのだけど。

1992年ごろの美川憲一さんって、自分と同じような年代だったんだなぁ…と思うと、アタクシの薄っぺらい人生じゃ、こういう濃厚な歌はまだまだ歌えないなぁ…としみじみ。
シャンソンがよくわからない人のへのワンポイント
「シャンソン」っていうと何か難しいんじゃないか?って思う人も多いみたいけど、フランス料理のお作法に比べたら簡単だと思うの。
シャンソンを愉しもうと思ったら、まずは歌詞の内容をじっくり聴いているととてもわかりやすいのよ〜!
美川憲一さんのMCより
フランスの民謡みたいなものですからね。そう思うと庶民的なもののような気がしてきませんか?最初はスタンダードな耳馴染みのある曲から聴いてみるのもいいかも知れません。
終演後、美川憲一さんの楽屋にご挨拶お伺いさせていただきました

2時間以上の公演を終えられて、たーくさんの楽屋お見舞いにいらっしゃるファンや業界関係者の対応をされるファンサービス旺盛な美川さん。
お疲れでございましたでしょうに、いーっちばん最後に久々にお写真ご一緒していただきました。
ステージからなーんか、アンタに似た人がいるわぁー?って歌いながら思ってたのよ。
…とのことで。
なんとも、お恥ずかしいです。
いつもね、ファンの方が少しでもステージの近くでご覧いただけた方が良いから…去年なんかは一番後ろの席で拝見したんですけども。今年は前の方のお席を頂戴したもので…
終わりに|で、最近、仕事の方はどうなのよ?

芸能界でも自分のものまね芸人の仕事まで気遣ってくださる方というのも少ないと思うんです。
まんま:今年はなんだか「闇営業」なんてのが取り沙汰されて、大不況なんですよ…悲しいことに。
美川さん:アンタ似てるんだしここまでやってきたんだからさぁ、やるっきゃないわよ。
まんま:ごもっともで〜がんばります!
と、お話の内容をちょっぴりブログに。
このままの調子じゃ、そのまんま美川として引退宣言しなくても自然消滅しちゃうんじゃないか…と思ってたところでしたが…
パワーを注入していただいた感じ!
また、ひと昔前のように日々忙しく全国行脚できるように精進いたしたいと思う次第であります。
お忙しい中、貴重なお時間を割いていただけて、豪華で夢のようなシャンソンコンサートの1日でした。9日には大阪新歌舞伎座で芸能生活55周年のコンサートとのこと。
泉の如く湧き出るエネルギーは、自分が子供の頃に拝見していた美川憲一さんと変わらないし、むしろパワーアップしている感じさえいたしました。
化け物の世界に来ると年を取らないのよ〜!
美川憲一さんのMCより
そんなMCの中の名言…
ネタではなくて、本当の話な気がしてならないのはアタクシだけかしら?!
おかげさまで今回もものすごく良き時間を過ごさせていただくことができました。
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