レモン以上にレモンの香りがする不思議な木?!
無印良品の観葉植物売り場には様々なサイズや種類の植物が販売されていますが、春から秋にかけてのシーズンに「レモンマートル」というあまり耳なじみのない植物が売られていることがあります。

無印良品でも売られている癒やしの木【レモンマートル】
僕は園芸用品店で見つけた苗木を6年くらい育てています。
ということで、今回はレモンマートルの育て方のコツをお届けします。
愛情を込めて大切に育てれば、きっとあなたのレモンマートルくんも大きく育って、癒やしの木になってくれるはず!
レモンマートルはこんな植物です
レモンマートルはフトモモ科バクホウシア属の植物で、オーストラリアのクイーンズランド州の亜熱帯の多雨林に自生しています。
観葉植物としてだけでなく、ハーブとして楽しめる常緑性の樹木です。乾燥にもよく耐え、気楽に育てて楽しめます。
醍醐味は、夏になると咲くクリーム色の小さな花、ちぎったり乾燥させた葉から強いレモンの香りが漂い、栽培している人の気持ちを癒やしてくれる植物です。
水やりのタイミングを見極めると上手く育つ
一般的に、このレモンマートルという木は「土壌の乾燥に強い」と言われています。
では、一体どのくらいのペースで水やりをすれば良いのか…
いろいろ試した中で発見した「レモンマートルにとって最適(…と、いまのところ思われる)水やりのタイミング」をご紹介します。
十分に土の中の水分が足りている状態

茎に対してやや上向きに葉が伸びていれば十分水が足りている状態
このように、葉が生えている茎ややから上向きに伸びている状態なら十分に水分が足りている状態なので、水やりは不要です。
ここで水をあげると失敗する!ややクタッとした状態
僕と同じように「少し植物が元気ないように見えると水や肥料をあげないと!」って思ってしまう心優しい人こそ注意しておきたいのが「見た目にややクタッとした状態」の時。
見た目にはこのような状態になります。

このくらいの状態で水やりをしてはいけない!
ここでお水をあげるのはNG!
土壌の乾燥に強いレモンマートルにとっては、土の中の水分が過多になって根腐れしやすいです。
日当たりの良い場所で、真夏日くらいの気候で3日くらい放置しているとこのくらいの状態になります。秋冬の時期は1週間くらいでこのような状態になるかと思います。
*管理人の環境は、東京都心・バルコニー(野外)です
いざ、水やりはこのタイミング!
クタッとした状態からおよそ1日、24時間ほど経過しますと…

いざ、水やりの時!たっぷりあげてね。
このくらい「え、大丈夫?大丈夫?」って心配になそうなくらい葉っぱが垂れ下がってきます。ここまで見守ったレモンマートルくんにお水をあげる時の到来です。
見極め方は「葉の生えている茎に対して、葉っぱが45度以上下に向いた時」とイメージしておくと良いでしょう。
お水はケチらずたっぷりと

土が十分に濡れて、鉢底から水が流れるまでたっぷりと
ここまでカラカラに耐えてきたレモンマートルくんにとって、恵みのお水。
ケチらず、鉢の土が十分に濡れて、鉢底から水が流れるまでたっぷりとお水をあげるようにしてください。
まとめ|ドSになって、水やりを我慢するのが大事
本当に、葉っぱをちぎれば一年中癒やしてくれる爽やかでいい香りのするレモンマートル。
僕のサロンを訪れてくれるお客様とも会話のネタにもなることも多いです。大事に育てればきっとあなたのところのレモンマートルくんも癒やしの植物になるはず。
ぜひ、ご紹介した水やりのベストなタイミングを見極めて大きく育ててあげてください。

葉っぱは年中楽しめて、春にはお花も咲いたりしますよ。
人間から見たら「可愛そう」と思って過剰にお水を与えてしまうのは、逆に植物にとっては無理矢理水を飲まされているような状態です。
少しドSになって、水やりを控えるのもレモンマートルにとっては大事なこと。あなたのお部屋にレモンマートルがあるのなら、ぜひ大切に育てて大きくしてあげてくださいね。
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