髭やムダ毛に悩み続けて、自身の納得できる脱毛を追い求めて実際にメンズ脱毛サロン【ナナイロ脱毛部】を開業している、そのまんま美川が脱毛のプロとして同じように毛深いことに悩む男子にお教えする「脱毛基礎知識シリーズ」。
そもそも「脱毛」というのは一体どういうことをするのか?まずは基本的な脱毛の仕組みをザックリと説明していきましょう。
[box class=”box26″ title=”ポイント解説”]
- 脱毛する=毛の細胞分裂を止め、毛の再生をストップさせること
- 実際の現場では熱や電気の力を利用して毛の細胞の動きを止める
- 細胞の動きをきちんと止めないと再び毛は生えてくる
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毛が生えるメカニズム
毛の構造について各部位の名称と働きを簡単にイラストで説明します。
細かく覚える必要は全くありませんが、なんとなく毛穴の中で毛は作られ続けている…とイメージしてください。

毛の構造:各部位の名称と働き
- 皮脂腺
- ひしせん:毛や皮膚に潤いを与えて乾燥を防ぐ、皮脂を分泌する部分。
- 毛包
- もうほう:毛を包んでいる組織。いわゆる毛穴。
- 毛球
- もうきゅう:毛の根元の膨らんだ部分のこと。この中で毛が作られている。
- 毛母細胞
- もうぼさいぼう:毛乳頭から栄養分を受け取り、細胞分裂を繰り返して毛を作る細胞。
- 毛細血管
- もうさいけっかん:毛乳頭に栄養素を送る部分。
- 毛乳頭
- もうにゅうとう:毛細血管から受け取った栄養素を毛母細胞に送る部分。
ここで押さえておきたい大事なポイントは1つ。

毛の生える仕組み
毛細血管から毛乳頭(もうにゅうとう)に取り込まれた栄養素が、毛母細胞(もうぼさいぼう)に渡り、細胞分裂を繰り返すことで毛が作られるということです。
つまり、脱毛してそれ以上毛が生えてこないようにするためには、毛が作られるこの仕組み自体を止めてしまえば良いということになります。
脱毛=ゆで卵を作るようなイメージ
では、どうやって毛が再生する仕組みを止めるのか?
結論から言うと、脱毛では熱や電気の力を利用します。
イメージとしては、生卵に熱を加えてゆで卵を作るようなイメージです。

脱毛=毛穴の中でゆで卵
生卵からヒナは生まれますが、ゆで卵からは生まれません。熱で固まった黄身や白身は細胞分裂ができなくなってしまうからです。
これと同様に、毛を生み出す細胞に熱や電気を加えることで、細胞の働きを止めることができ、結果として毛の再生も止めることができるというわけです。
電気や熱の力が足りないと毛は再生する
.
ただ私たちがムダだ!と思っているヒゲやムダ毛には、外部の刺激や衝撃から肌を守るという機能があります。
つまり、生物学的には必要性があるから表面に生えてくるわけです。
そのため強制的に動きを止めても、細胞は再び動き出そうとします。
つまり、毛が再び再生しようとする力(生命力)が強い場合や、逆に熱や電気のパワーが足りない場合は、細胞の動きを完全に止めることができず再び毛が生えてきてしまうのです。
ただ、細胞にダメージが与えられている分、毛は薄く細くはなりますけど…
ちなみに「熱や電気を加える」と聞いて、少しビックリする人もいるかもしれませんが、かなり微弱なので、ヤケドしたり感電したりするようなことはありません。
適性な出力であれば、全く心配しなくて大丈夫です。
次のページでは、その熱や電気を加えるためにどういう方法があるのか?現在行われている基本的な脱毛方法について説明していきます。
まとめ:
[box class=”box19″]「脱毛」というのは熱や電気を毛根部分に加えることで、毛を生み出す細胞の活動をストップさせること。
完全に細胞の動きを止めることで、永久脱毛は実現できる。[/box]
[box class=”box32″ title=”7つの脱毛基礎知識 メニュー”]
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